1. >
  2. >
  3. 海外の介護状況

海外の介護状況

海外の寝たきり老人は少ない

日本は世界でもトップクラスの高齢化率であり、少子高齢化がかなり進行している国として知られています。
そのため、介護を受けなければいけない高齢者の数がとても多くて、社会問題となっています。
それでは日本以外の国には同じように介護問題が起きていないのでしょうか。

イメージとしては海外には寝たきり老人が少ないと思う方が多いでしょう。
まず、欧米には寝たきり老人が少ないという事実があります。
たとえば、欧米の医師にインタビューをすれば、寝たきり老人をほとんど見たことがないという答えが返ってくるでしょう。

その理由には色々とあります。
まず、そもそも日本に寝たきり老人が多いのは、病気になってしまい口から食事ができなくなったりした時に人工的に延命措置を図るためです。
海外の場合は点滴だけで生き延びたり、胃ろうを作ったりする行為は非倫理的であるという考えが根強いのです。

つまり、寝たきり老人であることを拒否しようと考えている方が多いために、自然に寝たきり老人の数が少なくなっているのです。
海外の場合は病気になったとしても基本的に内服投与のみで病気を治療しようとします。
それでも生き延びることができない時には潔く死を選ぶのです。

寝たきりになる前に死んでしまうということなのです。
そもそも、日本は長寿国とされていますが、健康寿命に関してはそれほど長いというわけではないのです。
寝たきりになっている期間を除けば他の先進諸国とそれほど違いはないでしょう。

もちろん、それでも日本は長寿大国であることには変わりなく、元気に生きている高齢者はたくさんいます。
しかし、寝たきりになって介護を受けながら生活をしている方が海外に比べて多いことも事実なのです。

海外の介護事情

ただし、海外であっても介護の問題が生じていることは日本と同じです。
日本と同様に多くの先進諸国では少子高齢化が進んでいるため、介護の担い手の問題もあります。
それぞれの国によって介護に対する考え方が異なるために対処も違います。

たとえば、日本人の場合は外国人から介護を受けることに抵抗があります。
海外の場合は移民が盛んな国が多く、普段から日常的に外国人と接していることが多いため、外国人から介護をうけることに抵抗はあまりありません。
そのため、介護の人手不足を移民によって補うという方法も取れるのです。

在宅介護を重視する国もあれば、施設での介護を重視する国もあります。
海外だからといって介護の問題がないわけではなく、それぞれの国が色々な問題点があり苦労しているのです。
ただし、世界で最も介護の問題が深刻となっているのは日本であり、日本がどのような対策を取るのかは世界中の国々が注目しています。