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老障介護

障害者の介護を行う高齢者問題

最近問題視されていて、さまざまなところで話題になっているのが老障介護です。
これは高齢者が障害者を介護することです。
多くの場合は高齢となった親が障害者の子供を介護するという状況です。

障害者の介護をされている方は日本にたくさんいるのですが、その半数が老障介護となっています。
どうしてこのようなことが起きているのでしょうか。
まず、障害者の方は基本的に年収が低いため、親に支えてもらわないと生活できない方が多いです。

そのような状況が長く続いてしまうと、親が高齢になったにも関わらず、子供をサポートしなければいけない状況になります。
障害者の方がたとえば仕事でミスをしてしまい退職するようなことになれば、親が支えなければいけません。
親の年金と障害年金によって家計を支えているような世帯が増えているのです。

親が死んでしまったら、一体誰が面倒を見るのか不安視している方は多いです。
障害者の年収はその半数が100万円以下であり、200万円以上稼いでいるような方はごくわずかしかいません。
一人暮らしをしている方は少なく、親に依存した生活を送っているケースが大部分となっています。

グループホームの整備も進んでおらず、老障介護が広がりやすい状況となっているのです。
障害者が自立した生活を送れるような環境を早く整備しないと大変なことになるでしょう。
中には親が子供を看取りたいと願うようなケースもあるのです。

老障介護の実態

老々介護はさまざまなところで話題となっています。
また、認認介護も早急に解決しなければいけない問題として認識されています。
一方、老障介護の場合はこのような言葉を聞いたことがないという方も多いでしょう。

まずは老障介護の実態について多くの方に認知してもらう必要があります。
当事者からの声が届きにくいのが老障介護の厄介な点の一つです。
福祉サービスを利用していなければ老障介護の実態は把握されにくくなっています。

高齢者の巡回訪問を実施している自治体は多いのですが、これは単身者を対象としているケースがほとんどのため、老障介護は見過ごされています。
老々介護と同様に老障介護についても社会全体で問題を共有して解決のために取り組むことが求められているのです。
障害者に対しては未だに偏見を持っている方は多く、社会全体で考えていこうという意識も高まっていません。

どのような方でも暮らしやすい社会を作ることが福祉の役目です。
そのような観点から考えると、老障介護の問題は放置しておけることではないでしょう。
みんなが問題意識を共有するところからはじめて、少しずつ老障介護の現状を改善していく必要があります。