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音楽をリハビリツールとして使っていこう

音楽の力はとても大きい

人間にとって音楽というのはとても大きな力を持っています。
心安らぐメロディーを聞くことで、ストレスを軽減してリラックスすることができますし、睡眠導入などの効果もあるのです。
特に音楽が好きという人でなくても、こうした音楽のヒーリング効果は誰にでもあるものですので、医療や介護の現場でも活用されています。

音楽を聴くことによって、心を安らげるだけでなく、昔聞いたメロディーを聞き昔のことを思い出したり、楽しい回想をすることもできます。
さらに、その時の気分に合わせた音楽を聴くことによって、落ち込んでいる気持ちを回復するなど、積極的に用いることも可能となるでしょう。

加齢の一つの症状として老人性難聴はとても大きな問題

高齢者が抱える身体的なトラブルはいろいろありますが、中でも老人性難聴はとても一般的です。
耳が遠くなると、人の話が聞き取りづらくなって、結果的に会話を嫌がるようになり、人との交流を避けてしまうということにつながります。
精神的な影響ももたらすことになりますので、単に耳が聞こえないというだけでは済まないのです。

さらに、周りからの注意の声などが聞こえづらくなってしまって、思わぬ事故につながる恐れもあります。
後ろや脇から来る自動車の音が聞こえずに、交通事故に巻き込まれてしまうという危険も考えられるでしょう。

今までテレビや映画、音楽などを楽しんでいた人が老人性難聴に苦しむようになると、楽しみが減ってしまって、心理的にネガティブな傾向を見せることもあり得ます。
聴覚というのは単に生活をするだけでなく、人の心にも大きく関係する感覚ですので、できるだけ健康な状態に保たせるように努めるのはとても大切なことと言えるでしょう。

音楽をリハビリのツールとして用いる

このように、音というのは人の生活と精神状態に大きな影響をもたらしますので、音楽を介護の現場で活用する動きが広がっているのも納得です。
音楽を聴いてもらうことで、ストレスを解消できるだけでなく、聴覚のリハビリにもつながります。
気軽にできるリハビリツールとなりますので、積極的に取り組んでいくべきと言えるでしょう。

音域の広い音楽を聴くことによって、耳への刺激を与え、特定の音域が聴きづらくなっているとしても、その部分をカバーするように聴覚が鍛えられていきます。
また、何よりも、億劫になってしまっている、「聴く」という行為に集中し、それを楽しいと思ってもらうことで、日常生活の中でも人の話をしっかりと聞くという習慣を取り戻しやすくなるでしょう。
聴覚という機能そのものが劇的に回復するわけではありませんが、聞くということへの意欲を取り戻せるというのはとても大きなことなのです。